素材選びを楽しむ
ここでいう素材とはフローリングや塗料、
リノベーションの醍醐味=
無垢フローリング、塗料、モルタル、
何でも選択できるので、組み合わせは無限大。
この組み立てを楽しむことがリノベーションの楽しみなのです。
以前、
3階建てになっていて、2階では設備と内装材、
お客様をご案内して、
わたしが素材を選ぶ際のポイントとしていることは
1.素材そのものの色、質感、感触、匂い
2.素材同士の組み合わせ
3.素材の特性によるメリット、デメリット
4.素材を使う場所
この4つです。特に質感を大事にしていて、
安価でメンテナンスが楽などメリットはありますが、
このような視点で選んでいくと、
では、
経年変化を楽しむ無垢フローリング
無垢のフローリングを使っています。
プレイリーホームズ ドナオーク 無塗装 PHFL0847
突板、シートなどの複層フローリングと比べ高価ですが、
変に目立たず、
わたしの家では無塗装品を貼った後に、オスモカラーのフロアクリアー艶消しを塗っています。
フローリングのように大きな面積となる仕上げ材は艶を抑えると落ち着いた空間になります。
また、ユニタイプを選ばないこともひとつポイントとしています。
同じ無垢でも一枚板と縦継ぎをしているユニタイプがあります。
縦継ぎをしているジョイントラインが目立ち、せっかくの無垢がもったいない仕上がりになります。
ユニタイプのほうが安価ですが、ここは頑張って、一枚ものを選びたいところです。
デザインで選ぶタイル
タイルはトイレ手洗いのカウンター上に貼っています。
とても気に入っています。
タイルはデザインとして貼ることはもちろんですが、
手洗い器近くは水がかりとなるため、
経年でどうしても腐ってしまいます。
ビニルクロス仕上げですと多少水に強くなりますが、
カビが発生したりと、やはり経年の劣化が著しいです。
ただ気を付けなければいけないのが目地です。
目地は水をよく吸うので、カビの温床となります。
ここは撥水材を塗り、
機能重視の塩ビタイル
塩ビタイルとはビニール材質の床を仕上げる材料で300角などタイル状になって
トイレの床に使っています。
東リ ロイヤルストーン・モア スムースコンクリート PST2040 900角
質感、
こう比較するとタイルを選ぶところですが、
陶器質タイルは吸水性が低く、
これなら採用できますが、
もう1つの選択肢として、
ただ、
質感、耐久性、
壁紙よりも塗装を選びたい
壁、天井は塗装仕上げとしています。
アサヒペン マットカラーズ
わたしは塗装で仕上げた空間がとても好きです。
ただ、
リビングは塗装にして、
塗装DIYは難しくなく、
ビニルクロスはテクニックが必要ですし、部分補修が目立ち、見た目が悪くなります。
色はベージュとグレーでまとめています。
壁、
ただ、
この家は古民家ということもあり、木の梁、
漆喰、珪藻土という塗り材も検討に入りますが、
おおらかな天井にラワン合板
5㎜厚さのラワン合板を天井の仕上げ材として使っています。
しかし、
木の質感はそれだけでナチュラルな雰囲気を出して、
特徴をつかんで適材適所のライティング
照明器具には様々な形がありますが、ここではスポットライト、ダウンライト、ブラケットライト、ペンダントライトを使っています。
照明は大きく分けて全般照明と局所照明と2つあります。
一方、
光の色ですが、全てオレンジ色っぽい電球色としています。
ただ、これは好き嫌いです。
好き、
スポットライト
首振、回転ができるので、照らしたい方向に調整ができます。
ダウンライト
フラットな天井面に取り付けています。
理想は光源が目に入らず、
予算オーバーにより諦めました。
ただ、
ブラケットライト
キッチンの壁とワークデスクに使っています。
これで眩しくなく、裸電球が使えます。